オーガニック3.0は、国際的な有機農業の運動団体であるIFOAM-Organics Internationalが2016年の総会で公式に採用した文書です。環境の諸課題を国際的に克服するため、持続的な食や農を世界レベルで実現するため、有機農業を中心とした持続可能な農業をどう広げていくかについて、ISOFAR(有機農業研究者の団体)の討議資料から始まり、その後、多数の意見が寄せられ、IFOAM全体でまとめ上げたものです。
オーガニック1.0を先駆者たちが原理、原則を説いた段階、オーガニック2.0を有機農業を基準化し、世界的に広めた段階(それでも世界の耕地面積の1%程度)である一方、オーガニック3.0を 上記に書いたような諸問題を解決するため さらに有機農業を農業の主流として飛躍する段階として捉え、そのための戦略を展開しています。
原文の発行からすでに5年が経ちますが、まだ現在進行形です。一読をおすすめします。
オーガニック3.0 真に持続可能な農業と消費の在り方を求めて 第2版(日本語版)
Organic 3.0: For Truly Sustainable Farming & Consumption (英語、原文)
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